休憩時間の必要時間と与え方

業務の都合上、1時間などのまとまった時間を休憩時間とするのではなく、短い時間を小刻みに取る休憩時間の制度を定めたいと思っています。そういった制度は認められますでしょうか?またその設定をする際に注意すべきことはありますか?

休憩時間は労働時間の長さに応じて最低限連続して与えなければならない時間が法的に定められていますので、その点についてはしっかり順守するようにしてください。

業務の特性により休憩時間としてまとまった時間を取りにくい業種もありますが、使用者として労働時間に応じ最低限連続して与えなければならない時間と与え方があります。本記事では休憩時間の必要時間数とその与え方について解説していきます。

必要な休憩時間の定義

ほとんどの企業では昼休みという形で1時間程度の休憩時間を設定していますが、法令上では休憩時間の最低基準として以下のように定められています。

  1. Người lao động làm việc theo thời giờ làm việc quy định tại Điều 105 của Bộ luật này từ 06 giờ trở lên trong một ngày thì được nghỉ giữa giờ ít nhất 30 phút liên tục, làm việc ban đêm thì được nghỉ giữa giờ ít nhất 45 phút liên tục.(この法典105 条が規定する労働時間に従って1 日あたり6 時間以上勤務する労働者は,深夜労働でない場合は少なくとも30 分連続で,深夜労働の場合は少なくとも45 分連続で休むことができる。労働者が6 時間以上連続の交代制で勤務する場合,勤務中の休憩時間は労働時間として計算される。)
労働法第109条「休憩時間」1項

つまり一日6時間以上働かせる場合、使用者は最低30分はまとまった時間で休憩を与えなければならないということになります。仮に休憩時間を1時間と定めていた場合、30分ごとに2回で分けて休憩を与えたとしても法令上は問題ありません。

因みにベトナムの労働法では休憩時間を与える時期について規定がありませんが「nghỉ giữa」という表現を見ると労働時間の途中に与える必要があると解釈するべきかと思います。(例:就業時間を8:00-17:00で1時間休憩とした場合、16:00-17:00に休憩を与えるということはできない。)

子の養育休憩、生理休憩

通常の休憩時間とは別に労働時間中に取る休憩として「子の養育休憩」「生理休憩」というものがあります。どちらも女性に特化したものとなりますが、法令では以下のように定義されています。

4.Lao động nữ trong thời gian hành kinh được nghỉ mỗi ngày 30 phút, trong thời gian nuôi con dưới 12 tháng tuổi được nghỉ mỗi ngày 60 phút trong thời gian làm việc. Thời gian nghỉ vẫn được hưởng đủ tiền lương theo hợp đồng lao động.(女性労働者は,生理中の場合1 日あたり30 分,12 か月未満の子供を養育する場合1 日あたり60 分の休憩を労働時間中に取得することできる。休憩時間は労働契約に従った賃金を全額得られる。)

労働法第137条「妊娠の保護」4項

生理中は1日30分、12カ月未満の子供を養育する場合は1日60分の休憩を有給で取れるということですが、先ほどの通常の休憩時間と異なり「nghỉ giữa」ではなく「nghỉ mỗi ngày」と表現されていることから、休憩を与える時期は問わないと解釈できそうです。つまり勤務時間の終わりに合わせて休憩を与えても問題ないと考えられます。(例:就業時間を8:00-17:00で1時間子の養育休憩を与える場合、16:00-17:00に設定して16:00に帰宅する。)

またこれらの休憩は「連続して」いる必要はありませんので、上記の時間を小刻みに取ったとしても問題ありません。

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