ベトナムで求められる英語力【生活編】

ベトナムで働く場合に求められる語学力についてはこちらで紹介しましたが、生活する上で英語力はあったほうがいいのか、本記事では生活上で必要になる語学力についてお話します。

英語は外国人相手のサービス業者などには通じやすいが・・・

まずベトナム人は世間一般に英語が通じるのかという問題ですが、日頃から外国人を相手にしている人や一定レベル以上の教養のある若い世代以外には通じないと考えておいた方がいいでしょう。ハノイやホーチミンでは比較的通じやすいと言われる反面、英語で話しかけて誰でもある程度の返答が返ってくるかということそんなことはありません。大雑把に日本と似たようなレベルぐらいの感覚で捉えておいていいかと思います。

一方都市部の外国人が多いエリアや外国人相手に営業をしているサービス業者などは通用度が高いので、そういう時には英語が比較的通じやすいと感じます。また不動産関連で外国人に部屋を貸しているオーナーなども英語がそれなりにできる人も多いので、何かあったときの相談や交渉といったことも第三者を介せず行うことができます。

一方毎日の買い物などで世話になるスーパーや量販店などでは英語が通じるのはあまり期待しないほうがいいかと思います。日本人でも人に依ってはよく利用する個人商店や市場などでも同様です。

生活で必要になるベトナム語

英語が通じないのであればベトナム語で対応するしかありません。ベトナム語でのやり取りは習得に労力を要しますので、とりあえず多くの在住日本人が理解している基本的なやり取りを覚えればいいでしょう。代表的なのはお金の支払いに関するやり取りや、タクシーに乗ったときに必要となるやり取りです。特にベトナムは通貨の単位が日本のそれよりゼロ2つ多いので、この表現になれるのが最初の入り口となります。発音の問題などはありますが、最低限のやり取りレベルであれば1か月程度集中して学べば習得できますし、後は個人の興味に応じて学習を続けるかどうか判断すればいいでしょう。

ベトナムは英語ができれば生活に困らないという国では決してありません。ですので自分ひとりで完結させるにはそれに応じたベトナム語力が必要となります。ベトナムに来て初めのうちは個人の時間的余裕と必要に応じて少しずつ取り入れていけばいいかと思います。