ビザ申請のために会社の写真を求められる事情

商用ビザを申請するためコンサル会社に依頼をしたところ、事務所の写真などを求められました。なぜそういった写真が必要になるのでしょうか?

いくつかのコンサル会社では企業の活動実態を確認する際の参考資料として求めることがあります。

コンサル会社が商用ビザ(その他企業に絡んで発行するビザを含む)の取得をサポートする際に申請企業の事務所などの写真を求めることがあります。これにはどういった事情があるのでしょうか?本記事ではこの写真提出に纏わる事情をお話します。

活動実態を確認する理由

コンサル会社がビザ申請のサポートをする際に会社の活動拠点に関する写真を求めることがあります。写真は主に会社の看板、事務所、事務所が入っている建物の外観を求められる事が多く、この写真から企業登録証明書(ERC)に登記されている住所やライセンス上の活動内容、従業員規模などに一致性があるかなどを確認します。写真は役所に提出するようなものではないので見栄えのいい写真を準備する必要はなく、日頃活動している拠点の風景をそのまま撮影することで足ります。

こうした確認作業はコンサル側で知らない間に誤った申請のサポートをすることがないようにするための取り組みとされています。コロナ禍で観光ビザの発給が停止された期間中、どこかしらの企業に勤めているかベトナム人配偶者がいるなどでない場合、ベトナムでの長期滞在が難しくなりました。その中でペーパーカンパニーを使って個人に商用ビザを取得させる不正申請が増えたことから当局でのチェックも以前より厳しくなっています。申請代行を請け負っているコンサル会社が知らない間に不正申請を行っていたことが発覚した場合、依頼元の企業と同様の処分が下されますのでそのための自衛とも言えます。

また意図的な不正ではなく登記上と異なる情報を申告してしまうケース(最近事務所を移転したが登記はまだ変更していない、など)も時折見受けられますので、その後の手間を発生させないための確認作業にもなっています。

会社の看板の写真は事務所の内装にある企業ロゴや入り口隣などによくあるプレートがよく使用されます。また建物の外観はオフィスビルなどは外観そのもの、一軒家などを事務所としている場合は外観と共に玄関先にある番地のプレートを添えたものであれば問題ないでしょう。

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